芝焼き

1月31日  毎年この時期には「芝焼き」といって川の堤防や田畑の用排水路沿いの枯れ草を燃します。農村地域ならではの行事のひとつです。結構広範囲を燃やすので、火事にならないよう地元の消防団に出動を要請して巡回してもらい安全を確認してもらいます。昔、消えたと思った火がしばらくして燃え上がり山に入って本当の火事になったことがあると、聞いた事があります。消防団のおかげで安心して芝焼きが出来るということですね。ご苦労様でした。

 火の勢いが強いときはさすがに恐いです

 地元の消防団の皆さん。いつもありがとう。


仕込みを始めました

1月19日  今年最初の酢を仕込むため先週からタンク内を洗浄して種酢を移したりしていました。そして今日酒粕を搾る作業をしました。
湯に溶かして一晩おいた酒粕を風袋に移し替え、圧搾機に入れて搾り、出て来た酒粕汁を種酢の入っているタンクへ入れます。
5列で5段に積みましたが酒粕の入った風袋はパンパンでうまく重ねないと転がったり、口から酒粕が漏れてしまったりとなかなか手間がかかりますが、今回はうまくいきました。子豚が並んでいるように見えます。


2010年世界農林業センサス農林業経営体調査

2月1日  「農林業センサス」とは我が国の農林業の生産構造や就業構造、農山村地域の実態を明らかにすることを目的に5年ごとに実施している「農林業に関する国勢調査」ともいうべき大切な調査です。私が住んでいるこの地域はまさしく農山村地域でありまして、調査対象にあたります。
さて、前置きが長くなりましたが、私この度、この統計調査員に任命されたのであります。任命されたといっても大層なことではなく、5年前にもやった事があるので、その関係で今回もやって下さいということだと思います。調査員は期限付きの公務員という立場になるということで、調査員証を携帯して各家々を訪問しなくてはなりません。みんな知っている家ならいいんでしょうが、そうでない地域もあるでしょうから、個人情報とかいろいろと・・・。せっかくですので調査員証をお見せいたします。


仕込み その2

2月3日  節分です
種酢を移し入れておいたタンクに酒粕の搾り汁を加え、さらにアルコールと水を加えて発酵の準備は整いました。暖かい季節なら自然と発酵してくることもありますが、今は真冬で条件は最悪です。で発酵を促すためにヒーターを入れて温度を上げてあげます。冬だとまる2日間で30〜35度くらいまで温まります。これをタンクごとにやらなければなりません。

アルコール変性の準備は完了しました

ヒーターを入れて温度を上げてやります

 



仕込み(アルコール変性から酢酸発酵)

2月8日 薄い菌膜が形成されてきた。
液の温度は25℃である。
温度が上昇してくれば、良い状況
といえるが、これから毎日見守っ
ていかなければならない。


仕込み(アルコール変性から酢酸発酵)

2月12日

菌膜が少し厚くなって来た。
液温は25℃のまま。
外気温がかなり低いので、
けっこうキツい状態である。
がんばってくれ!


仕込み(アルコール変性〜酢酸発酵)

2月16日

2月14日から温度が上昇し始め
今日は38℃まで上昇。
菌膜も刻々と変化していきます。
湯気が出ているので少しボヤケ気味。


仕込み(アルコール変性から酢酸発酵)

2月22日  今日は22222の日。
別の発酵槽の菌膜の様子を紹介します。前に紹介したものと微妙に菌膜の出来方が違っています。
きれいな放射状に膜ができはじめています。



『つくも市場』OPENしました。


新しい酒粕の仕込み

6月6日  日曜日なのですが、今日は新しい酒粕を熟成させるための準備をしました。
酒粕とはその名のとおりお酒のもろみを搾って残った粕でほとんどはお米です。それを貯蔵漕に入れて熟成させるのです。作業をしているとお酒の香りで少しだけほろ酔い気分になってしまいます。それから手で直に酒粕を触るので終わった後の手の肌がツヤツヤでなめらかになるのが不思議です。熟成した酒粕と新しい酒粕の色を見比べるとかなり違うのがわかります。



虫おくりの祭り

8月1日  昨日、7月31日に隣の地区で毎年行われている「虫おくり」を紹介します。
この時期は田んぼの稲穂もそろそろ垂れはじめ、実りに大事な頃なんですね。
「飛んで火にいる夏の虫」といいますが、まさにそれです。竹と藁を組み合わせてつくった柱に火をつけて燃やし、虫を駆除するのです。今はどこでもやっている事ではなくこの地区でも何年か前にイベント的に始めたようです。年々、見物客も増えて出し物や食べ物もあり、お祭りの様になっています。

 

高さ 13m
暑い中、丁寧に竹と藁を下から積み上げて いきます。燃やしてしまうのが惜しいほど 立派な柱です。

虫おくりのクライマックス

てっぺんに火がつけられ、だんだんと下に 燃え移って、崩れ落ちるのです。